自然のことは、やっぱり自然に聞こう
綿か羽みたいなものが水に揺られて、キラキラとガラスの中を舞う。
棚の上にちょっと置いておくだけでも、なんだかステキに見えるオブジェです。
でも不思議。ガラス内に液体が入っているけれど、その水を替える注入口がない!
これは何? ただの飾り? それとも何かの意味がある…?
そうです、意味があるんです。
これは『TEMPO DROP』という商品。
結晶の様子から天候を読み取るアイテムです。この商品の誕生秘話をご紹介しましょう。
大航海時代の天気予報
17世紀のヨーロッパ、大航海時代です。
その頃には気象観測を行う際に、ストームグラスを活用していました。
ストームグラスとは、ガラス管の中にできた結晶の様子を観察することで天候の予測を行う道具のこと。
当時の航海士たちに親しまれていて、航海士たちは結晶の様子から、後の天候や雷雨の方向を読み取っていたといわれています。
『TEMPO DROP』はそんな事実を元につくられました。
その表情こそが、自然の知らせ
雫のような、とても特徴的な形をしたガラスに入っているのは、クスノキから採った芳香のある揮発性の白い半透明の結晶“樟脳(しょうのう)”を溶かしたエタノール。底に沈んでいたり、少しふわっと浮き上がっていたり、全面に舞っていたり、その時その時によっていろんな表情に変わります。
そして、その表情こそが、自然の知らせなのです。
自然の想いがこもったオブジェ
いつも目にする玄関やリビングに置いておけば、
「安定しているから、洗濯物を干そう」
だったり、
「ムム、今日はいつもとはまったく違う浮かび方。大雨が来そうだから家族に知らせよう」
だったり、
「天気予報は曇りだけど、『TEMPO DROP』の変化を見ると雨が降りそうだ。傘を持参しよう」
などと、自然の変化を、自然の変化によって知ることができるのです。
それってなんだか、いいですよね。
まいにちの目安に自分で使うもよし、家族とシェアするもよし、オブジェとして新婚さんや子供、または高齢の方に贈るのもオススメ。
自然のことを自然に尋ねながら、オブジェとして想いのこもった存在になります。
Tempo Drop
画像:hacobune