震災の教訓と漆器の伝統技術が生んだ最強の食器。

漆器の伝統技術を有する、会津若松市にある漆器メーカー三義漆器店が、東日本大震災での教訓をきっかけにこれまでとはひと味もふた味も違う食器を開発しました。使う人のことだけでなく、地球環境のことも考えて生み出されたその食器。そこにはどんな物語があって、どんなモノが誕生したのでしょうか?  (2018.11.02作成)2018.11.02作成

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雑貨・インテリア

軽くて割れにくく、しかも撥水効果で油や汚れのこびりつきをブロックするお皿。

画像:hacobune

パっと見は、ふつうのお皿ですよね。確かに。
でも脱ぐとすごいんです・・・じゃなくって、使ってみるとすごいんです。
それが、『ラクピカ』。
カンタンに言うと、
・軽い
・割れにくい
・水切れ抜群
・汚れが落ちる
ということなんですが、その価値はそれだけにとどまらないようです。

東日本大震災の“逆境”を生かす!

この『ラクピカ』を開発したのは、福島県の漆器メーカー、三義漆器店株式会社。
2011年の東日本大震災の際には、被災者の方々に使ってもらおうと、自社の漆器類を無償で提供することに。しかし返ってきたのは意外な反応でした。
「水不足で食器が洗えない。しかも漆器なんて扱いに困る!」

三義漆器店の社長並びに社員たちは、その反応に驚くとともにガッカリだったことは言うまでもありません。

しかしそれでは終わらせないのが三義漆器店のいいところ。
それなら「伝統の上に新たな技術を積み重ね、新時代のニーズに対応できる商品開発を進める!」と決意を固め、食器を洗う際の水や洗剤をより少なくする食器づくりを開始したのでした。

撥水機能を高めて汚れを付きにくく!

画像:hacobune

食器の表面を滑らかにして汚れ落ちを格段に良くする、撥水塗料を大手メーカーと共同開発して誕生したのが『ラクピカ』。会津塗りで培った技術に革新を重ねて生まれた合成漆器の新たなるブランドです。

商品説明を引用すると…。

「内側にはっ水効果の高い加工処理をほどこし、油や汚れ、こびり付きをブロックします。汚れても落ちやすく、洗剤、水の使用量を抑えられます。洗い時間が短くなるので、忙しい現代人にとって、心強い味方です。洗った後は、水切れが良いので拭き取りもラクラクです。また、ごはんやおもちもこびり付きにくく、油性マジックでさえも弾いてしまい、うまく書けません」

行間から、その自信のほどがありありと伝わってきます。

いつもももしもも、抜群の使い心地!

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油分をとっても弾くのは、食事中に一目瞭然。
カレーを食べているときにスプーン跡がつかない!
スープを食していても最後の一滴まで味わえる!

またイツモノ編集部スタッフ体験談としてこんな声も。
「ゴハン茶碗に米が付着しないから洗いやすい!」
「軽いから、洗うときもしまうときも、いつでもラクラク。子供にお手伝いをしてもらうのにも最適!」

汚れが付きにくい=少量の水で洗える!
ということ。
ふだん使いなら節水でエコだし、災害時なら貴重な水の使用を最小限にとどめつつ清潔を保てるのでとっても安心。

いつもももしもも心地よくしてくれる、
フェーズフリーな食器ですね!

ラクピカ

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商品名 ラクピカ 160ボウル
カラー イエロー、オレンジ、ネイビー
サイズ 直径160㎜

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商品名 ラクピカ オーバルパスタ皿
カラー ホワイト(ブラウンライン)、イエロー、オレンジ、ネイビー
サイズ 約247mm×172mm×54mm

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商品名 ラクピカ カフェボウル
カラー イエロー、オレンジ、ネイビー

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商品名 ラクピカ スープカップ
カラー ホワイト(ブルーライン)、イエロー、オレンジ、ネイビー